インビザラインGoのアライナー(マウスピース)は透明で、1メートルほどの距離でも目立たないため、話したり笑ったりしても目立たず、見た目に影響を与えることが少ないため、人前に立つ接客業や営業職の方でも見た目を気にせずに矯正治療を続けることができます。
アライナー(マウスピース)を一週間に一度、ご自身で交換しながら、歯の移動を小刻みにステップアップしていくシステムの特性上、ワイヤー矯正のように一気に強い力を歯に与えることがないので痛みが軽減されます。
また、ワイヤーを止める止め具がないので、尖っていたり出っ張りも少なく口内炎が出来たり唇、頬の内側が傷つくリスクも軽減できます。
ワイヤーや留め具といった、唇や頬の内面に異物感を与えてしまう突起物自体ががマウスピース矯正にはなく、アライナー(マウスピース)の素材や機能性により装着感が良好で、将来的予測性にも優れています。
従来のワイヤーを留め具で歯に固定する矯正法の場合、装置に食べ物がひっかかったりはさまったりしますが、アライナー(マウスピース)は取り外しが可能なため、そのような不快感もありません。
また、ワイヤーを使った矯正法では食べ物によっては装置を壊すこともあるので食事制限がありますが、本法ではそのような不自由さもありません。ブラッシング時も装置が邪魔することがなくスムーズにできます。スキューバダイビングや吹奏楽演奏をする際も装置を壊す心配も不要です。
従来型のワイヤー矯正では、まれに金属の味がするみたいだと言われる方もおられますが、金属を使用していない矯正装置なので、そのようなご不安は一切必要ありません。金属がお口に入ることに抵抗感のある方はもちろん、金属アレルギーが心配な方でも矯正治療が可能です。
取り外しのできるアライナー(マウスピース)で手に持って洗浄できるので、汚れの付いている箇所がよく分かります。お手入れが簡単かつ時間がかからず、衛生的でストレスなくできます。
アライナーに使用する材料には薬事承認が下されており安全に安全にご使用いただいております。
しかし、インビザラインは薬機法対象外の医療機器とみなされており、医療機器としての矯正装置に属しません(2021年9月時点)
国内でもマウスピース矯正(アライナーを用いた矯正)は「インビザライン」の他にも多くのシステムがあります。「インビザライン」に似通ったマウスピース型矯正装置(アライナー)が販売され日本国内において薬事承認されているシステムがあります。
マウスピース型矯正装置「インビザライン」は1998年FDA(米国食品医薬品局)から医療機器として承認、販売許可が与えられており世界中の100か国1300人以上の方々が矯正されてきました。
「インビザライン」以外の方法で矯正治療を行った場合、潜在的な副作用が「インビザライン」にも同じような副作用がありますが、マウスピース型矯正「インビザライン」矯正治療に特有の重大な副作用の報告はありません。
マウスピース型矯正システム「インビザラインⓇ」はアメリカのアライン・テクノロジー社製です。
あらい歯科クリニック玉川学園前はマウスピース型矯正システム「インビザライン」矯正治療システムを「アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社」を通して、入手し利用しております。
矯正装置 | ワイヤー矯正一般的なワイヤー矯正 | リンガル矯正留め具で歯の裏側に固定 | インビザラインGoアライナー |
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目立ちにくさ | 止め具も金属のワイヤーも | 留め具も金属製ワイヤーも | 目立ちにくい透明なアライナーを |
取り外し | 不可 | 不可 | 可能 |
痛みや 違和感や 異物感 | ワイヤー調整や装着後に締め付け感が強い | ワイヤー調整や装着後締め付け | 少ない |
金属 アレルギー | 装置のほとんどが金属製なので | 装置のほとんどが金属製なので | アライナーには |
食事制限 | 装置に付着したりまとわりついたりする食べ物や | 粘着性があるものや | アライナーを外して食事が |
会話 | ワイヤー装着だけではそれほど | 装置が舌に触れるのでかなり | アライナーの存在に慣れるまで |
衛生面 | 装置が歯の表面に固定してあり | 装置が歯の裏側に固定されて | アライナーは取り外しが |
適応症例 | すべての歯を対象とした歯列矯正 | すべての歯を対象とした歯列矯正 | 奥歯を含まない前歯を中心とした |
費用 | 約 80~100 (税別)万円 ※医院や症状により変動いたします | 約 100~150 (税別)万円 装置が複雑で治療費用も高額になりがち | 約 40 万円 ※医院や症状により変動いたします |
治療期間 | 約 1~3 年 | 約 1~3 年 | 約 5ヶ月~1 年 |
マウスピース矯正治療を進めるにあたり、適切なアライナーの作製にはフィット感が重要であり、そのためには精密な印象(歯の型取り)が必要です。そこであらい歯科クリニック玉川学園前では、負担を軽減するために光学印象を取ることができるiTero(アイテロ)を導入しています。iTeroは、光が出るカメラを使用して歯型を取ることができる3Dスキャナーです。また、最新型の「iTero Element(アイテロエレメント)5D」を導入しており、従来の印象材を用いた方法よりも精度が高く、より正確なアライナーの作製が可能です。
従来の方法では、印象材をトレーにのせて口の中に入れ、固まるのを待ってから2回行う必要がありました。この方法は敏感な人には嘔吐反応が出たり、印象が取れない場合に回数を増やす必要があるなどの問題がありました。しかし、iTeroを使用することで、これらの問題を回避でき、正確なアライナーの作製が可能になります。iTeroによってスキャンされた内容は即座にアメリカのアライン・テクノロジー社にデジタルデーター送信されるため、印象材を使って歯の型を作成し、その模型をアメリカに送るよりもはるかに早くアライナーの制作が可能です。このため、治療開始も早めることができます。また、近赤外線(NIRI)を使用することで、従来のiTeroでは見つけにくい歯と歯が隣り合い、接触している隣接面の虫歯などのチェックもできます。
矯正治療を開始する前の、「矯正治療後はどのような歯並びに改善されるのか?」「思っている通りになるのか?」といった疑問や不安に答えるために、iTero Elementを使用してアウトカムシミュレーションを行うことができます。
アウトカムシミュレーションは、簡易的な矯正治療シミュレーションのことで、光学カメラで撮影した後、インビザラインGoのクリンチェックを使用して、歯並びの立体的な変化をシミュレートし、分析や治療計画を提供できます。治療中でも進捗状況を確認し、シミュレーション通りに治療が進んでいるかどうかを判断することができます。
治療方法 | マウスピース型矯正装置インビザラインGoによる歯列矯正 |
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治療期間 | 約1年 |
リスク | インビザライン治療は、矯正装置(アライナー)の適切な装着が不可欠です。 装着方法や装着時間が適切でない場合、計画通りに歯が移動しない可能性があります。 |
費用 | 装置代 リテーナー代 |
矯正相談 | 無料 |
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精密検査 | 税抜5,000円(税込5,500円) |
インビザラインGo | 税抜400,000円(税込440,000円) 月々 13,300~ (36回払い) |
ビベラリテーナー | 税抜50,000円(税込55,000円) |
総額 | 税抜 455,000円 (税込 500,500円) |
まずはお口の中を拝見し、iTeroを使用して口腔内をスキャンした後に10分程度でマウスピース矯正後の状態をシミュレーション画像でお見せします。この画像をご覧頂き、歯並びにおいて気になる点やご要望を伺い、ご希望される歯並びが実現できるのかを確認いたします。
口腔内を診察して虫歯や歯周病がないかどうかを調べた後、問題がなければお顔とお口の写真を撮影し、iTeroを使用して口腔内の細かい部分までスキャンします。
精密検査で得られたデーターをアメリカのアライン・テクノロジー社に送信します。すると治療計画データーが入ったクリンチェックが送られてきますのでこの治療計画をもとに術前から術中、術後までの歯の動きをシミュレーション画像で3次元的に見ていただけます。その際に不安な点や疑問点をお伺いし、ご納得を頂けましたら、マウスピース矯正装置のアライナー制作に取り掛かります。
治療計画に基づき、アタッチメントというボタン状の突起物を歯面上に付け、アライナーで歯を動かす際に力を加えやすくします。これは白いプラスチック様の材料からなり、見た目にはほとんど分かりません。症例によっては、IPRと呼ばれる歯を並べるスペースが不足する場合、削っても問題ないエナメル質内に限定した0.5mm以下で削り、スペースを確保することもあります。初回のアライナーの適合をチェックし、装着や取り扱い、お手入れの方法をご説明いたします。
ご自身で7日~10日ごとにアライナーを順次交換していただきます。月に1回程度の通院が必要で、アライナーの装着状況や適合状態、歯の動きなどを確認いたします。場合によっては途中でIRPをおこなうこともあります。問題なければ、次回の1か月分のアライナーをお渡しします。
歯は動いた直後は元の位置に戻ろうとする後戻りがおこります。治療計画通りに歯並びが改善したら、後戻りを防ぐためビベラリテーナーと呼ばれる保定装置を作製します。この際にもiTeroを使い口腔内をスキャンします。このリテーナーも今まで使用したアライナーと厚みは同じで見た目や使用感もほとんど変わりません。
歯の健康維持のためには定期的な検診が重要です。虫歯や歯周病の予防、がんばって手に入れた、きれいに並んだ歯並びを長持ちさせるためには必要不可欠です。治療が終わったと安心せず、定期的なメンテナンスにご来院ください。
1日、20~22時間以上の装着をお願いしています。食事や歯磨きの時以外はアライナーを装着して下さい。水以外の飲み物を口に含んだ場合は必ず少なくとも水で充分ゆすいで下さい。色のついたものはアライナーが着色する可能性があり、糖分を含んだ飲み物の場合はアライナー内部に入り虫歯になりやすくなってしまいます。温かいものはアライナーの変形を招くことがありますのでご注意下さい。
10~20週間(約3~5か月)程度が目安ですが、歯並びの状態でアライナーの追加使用をお願いする場合や延長することがあります。
通常はアライナーを1週間ほど装着したら次のアライナーに交換します。しかし何らかの事情で充分な装着が出来なかった場合は、1週間以上経ってから交換することになります。次のアライナーへの交換は、なるべく就寝前に行うようにして下さい。
個人差がありますが、装着後1~2週間は痛みを伴うこともあります。しかし、基本的に強い力を加えないので痛みは少ないです。
アライナーはご自身で取り外しできます。しかし、装着時間は守って下さい。装着忘れなどで決められた時間、装着できなかった場合は予定時間が延びたり、期待通りの歯並びが得られなかったりする可能性があります。
18歳以上の方が適応対象です。年齢の上限は特にありません。
「周りの人に気づかれず矯正したい」「ワイヤー矯正はやりたくない」「短期間で歯並びを改善したい」「矯正はしたいけどなるべく費用を抑えたい」という方などです。但し、アライナーを1日20時間以上装着していただける方に限ります。
虫歯治療とインビザラインGoの矯正を並行してはできません。
虫歯がある場合は虫歯治療が終わってから、インビザラインGoの矯正治療をおこなうことになります。
申し訳ありませんが、並行して行うことはできません。
ホワイトニングを希望される場合は、まずインビザラインGoの矯正治療を行い、その後にホワイトニングを行うことになります。