インプラントの治療が適応できるのはどのような状態のお口の中か、どのような健康状態なのかを把握しているだけで患者さんが治療の選択肢を選ぶのが非常に楽になります。
インプラントの利用を考えるのは、実は歯が無くなったすべての患者さんです。1本程度歯が無くなった方から、すべての歯が無くなってしまった方まですべての患者さんに適応できるので、歯をなくしてしまった患者さんは利用を考えてみるといいかもしれません。しかし、歯周病をお持ちで、お口の内部の状態が非常に悪化している患者さんは先に歯周病の治療を進めなければなりません。歯周病をお持ちの方は注意しましょう。
全身疾患があったとしてもあまりに全身の状態が悪い患者さんでない限りは、かなりの患者さんが治療を受けられます。免疫の病気や出血傾向がある病気をお持ちの方や骨粗鬆症の薬を飲んでいる方は事前に医師の指示を仰ぎ、治療の可否を診断してもらうことがあるので、患者さんに応じて対応します。不安なことがあるときには歯科医師に相談しましょう。