当院でも、合わない入れ歯を使い続けていると危険なのかという質問をされることがあります。合わない入れ歯を使い続けているとどのような危険性があるのでしょうか。
合わない入れ歯に対し、不快な思いをしている方も多いようです。歯医者で入れ歯を作った場合、合わないことがあるのですが、これを放置していると実は危険なことがあります。
たとえば、合わない入れ歯を使っていると、食事中に痛みを感じることがあります。また、口の中に傷ができたり、口内炎を繰り返してしまうことがあります。
合わない入れ歯を使っていると、口内炎になりやすくなり、その傷が悪化しやすくなります。するとものが噛みにくくなり、食欲が無くなったりすることにもつながってしまいます。
合わない入れ歯を使い続けていると、健康な歯に負担がかかってしまうことがあります。健康な歯を失ってしまうことにつながったり、歯茎などを傷めてしまうことにつながってしまうのです。
また、合わない入れ歯を使い続けていると、外れてしまうことなども多く、食事の際にも誤飲などの危険性があります。特に、合わない入れ歯を使っていることで、お年寄りに誤飲などが多いようです。合わない入れ歯にはこのようにたくさんの危険性があると言えるでしょう。
また、合わない入れ歯を使うことで、食事をしっかりと噛むことができないので、消化不良を起こしてしまうことがあります。食事をしっかりと噛んで食べることができないので、顎がやせ細ってしまったり、歯茎が痩せてしまうことにもつながります。また、食事を噛んで食べることができないので、栄養の吸収が阻害されてしまい、全身の健康状態が悪くなってしまうという危険性もあるのです。
このため、歯医者で入れ歯を作ってもらったという場合には、しっかりとメンテナンスに通うことが必要です。こまめに調整をしてもらうことで、お口に合った入れ歯にすることができます。
どうしても入れ歯が合わないという場合には、新しく再製作をしてもらうということも可能です。保険診療では半年間は新しく再製作をすることはできませんが、半年経った後にも入れ歯が合わなければ、再び製作をしてもらうことができます。
入れ歯というものは、食事をする上で、とても大切なものです。このため、少し合わないけど大丈夫だろうと思わずに、少しでも合わない部分があれば、歯科医院で相談をするなどをして、調整をしてもらうように心がけることが必要です。