皆さんはインプラントの治療はどのような方に使えるかごぞんじでしょうか。インプラント治療を必要とするのは大半の場合中高年の方なのですが、実は本当はもっと幅広い年齢の方が利用できる治療法です。インプラント治療と年齢の関係について皆さんに詳しくご紹介いたします。

 インプラント治療を行う上で注意したいのがインプラントというのは年齢制限にはあまり左右されず、顎の成長と体の健康状態に左右されるという点です。20歳より若い方では顎の発育が未完全であったり、親知らずなどの新しく生えてくる歯の問題があるので、どうしてもインプラントの治療が難しくなります。若い方でインプラントを用いた治療を必要とするのはあまり多くはなく、虫歯によって大きく目立つ歯を失ってしまった方や、事故などで広範囲に歯を失ってしまった方ばかりです。このため基本的には若い方がインプラントの治療を受ける事はあまり多くありません。高齢者の方の場合には全身疾患が問題にあがります。全身疾患を有していると、体調によってはインプラント治療が行えない事があるので、事前に内科の医師の元で全身状態の把握を受ける事が求められるのです。認知症などでインプラント治療を行った後のメンテナンスができない方も治療を避けることがあるため、患者さん一人一人に合わせた治療が必要になるのです。

 インプラントの治療を希望されている方は是非一度歯医者と相談しながら治療を進めていきましょう。