皆さん、こんにちは。町田市の歯医者あらい歯科クリニック玉川学園前です。歯の印象は笑顔の美しさや清潔感に直
結し、多くの患者様がホワイトニングに関心を持たれています。しかし、ホワイトニングの効果が「どのくらいの期間続くのか?」はよくいただくご質問の一つです。実際、白さの持続には治療方法や生活習慣が大きく関わってきます。本コラムでは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの効果期間の目安を解説するとともに、歯の白さを長く保つための具体的な 5 つのコツをご紹介します。
▼ホワイトニング効果はどれくらいの期間続く?
◎オフィスホワイトニングの効果期間
オフィスホワイトニングは、歯科医院で専用の薬剤と光照射を用いて行う方法です。即効
性が高く、1 〜3回の施術で効果を実感できる患者様が多いのが特徴です。ただし、効果の持
続期間は一般的に 3〜6 か月程度とされています。これは、歯の表面に新たにステイン
(着色汚れ)が付着するためで、定期的なケアを行わないと徐々に白さが薄れてしまいま
す。
◎ホームホワイトニングの効果期間
一方、ホームホワイトニングは、マウスピースと専用の薬剤を用いて自宅で少しずつ白く
していく方法です。効果が出るまでに 1〜2 週間程度かかることが多いですが、歯の内部
までじっくり漂白するため 6 か月〜1 年程度と比較的長持ちしやすいのが特徴です。特に
生活習慣の工夫と組み合わせれば、さらに持続期間を延ばすことも可能です。
▼ホワイトニング効果の持続期間を長くする 5 つのコツ
① 着色しやすい飲食物を控える
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどは歯に色素が沈着しやすい食品です。毎日摂取す
る場合は、ストローを使って歯への接触を減らす、食後すぐにうがいや歯磨きを行うと効
果的です。
② 毎日の正しい歯磨き習慣
歯の白さを保つ基本は日々の歯磨きです。ホワイトニング歯磨き粉を選ぶと、表面のステ
インを除去する助けになります。ただし、研磨剤が強すぎるものは歯茎や歯の表面に負担
をかけるため、歯科医師に相談して選ぶことをおすすめします。
③ 定期的な歯科医院でのクリーニング
歯科医院でのプロフェッショナルケアは、家庭で落としきれない着色や歯石を取り除くこ
とができます。3〜6 か月に一度の定期クリーニングは、ホワイトニング効果を維持するた
めにも有効です。噛み合わせや歯茎の状態も一緒に確認できるため、虫歯や歯周病予防に
もつながります。
④ 禁煙または減煙を心がける
タバコのヤニは歯の黄ばみの大きな原因です。ホワイトニングをしても喫煙を続けている
と短期間で効果が薄れてしまいます。禁煙または減煙することで、白さを保つだけでな
く、歯茎の健康維持や全身の健康にも良い影響があります。
⑤ タッチアップを活用する
ホワイトニングは一度行えば終わりではなく、定期的な「追加ケア(タッチアップ)」で
白さを取り戻すことが可能です。オフィスホワイトニング後にホームホワイトニングを併
用する「デュアルホワイトニング」も、持続期間を延ばす方法として推奨されます。
▼まとめ
ホワイトニングの効果期間は、オフィスホワイトニングで 3〜6 か月、ホームホワイトニ
ングで 6 か月〜1 年が目安です。ただし、飲食習慣や喫煙、毎日のケアによって白さの持
続具合は大きく変わります。白い歯を長持ちさせるためには、着色の原因を減らす工夫、
正しい歯磨き、定期的な歯科医院でのクリーニング、禁煙、そしてタッチアップを取り入
れることが大切です。あらい歯科クリニックでは、患者様一人ひとりの生活習慣に合わせ
たホワイトニングのプランやケア方法をご提案しています。歯の白さを保ちたい方は、ぜ
ひお気軽にご相談ください。
【執筆監修】
医療法人社団プレジールあらい歯科クリニック玉川学園前
歯科医師 院長 新井容太